魅惑の低音を持つ声優と言えば、大塚明夫。
その独特の声はアニメやゲーム、というよりも映画の吹き替えでよく耳にするのではないでしょうか。非常に多くの映画の吹き替えに出演している彼ですが、有名なところではニコラス・ケイジやデンゼル・ワシントンなどが挙げられます。
ニコラス・ケイジの吹き替え大塚明夫さんかー
こんな冴えない感じの声も出せるんだ— 祝え新たなジョージの誕生を (@g__yuki) April 20, 2017
ヽ( ▼∀▼)ノ フォー!!帰ってきたらニコラス・ケイジ版のゴーストライダーやってる!!!!てか吹き替え大塚明夫じゃん!!俺得すぎるʬʬʬ
— ペップー( ´ω`) (@MARVEL_0117) April 24, 2017
またスティーブン・セガールの声も担当しておりますが、なんと彼においては「専属の吹き替え担当」に任命されており、その信頼と実力をファンからだけでなく俳優からも買われているのが分かりますね。このスティーブン・セガールの吹き替え担当はテレビや映画のみに関わらず、様々な媒体での吹き替えを担当しており、大塚明夫自身曰く「半ば使命感をもって務めている」というエピソードもあります。
セガールの吹き替えは大塚明夫さんだが、本物のセガールよりはるかに声がカッコいい。
— 山田カイル (Kyle Yamada) (@yamada_allergen) April 11, 2017
そんな今の洋画吹き替えを担うイケメンオヤジボイス代表の大塚明夫に今回は調査のスポットライトを当ててみようと思います!
大塚明夫プロフィール
出典:http://blogos.com/article/112880/
名前 | 大塚明夫 |
生年月日 | 1959年11月24日 |
出身地 | 東京都 |
血液型 | B型 |
活動期間 | 1988年 ~ |
代表作 | 映画吹き替え(スティーヴン・セガール) METAL GEAR SOLID(ソリッド・スネーク) ONE PIECE(マーシャル・D・ティーチ/黒ひげ) |
大塚明夫ですが、さすがは魅惑のイケメンオヤジボイス!と言ったところでしょうか。ここでは3作しか代表作を取り上げませんでしたが、これ以外にも代表作となりえそうなくらい有名な作品に出演しており、そのキャリアは圧倒的な量を誇っていました。
大塚明夫自身、ゲームをやっている大人を毛嫌いしていたようですが、自身がMETAL GEARシリーズに出演して以来、ゲームが大好きになり、その後も多数のゲームに出演しています!大塚明夫の声はシリアスな場面でも、ギャグシーンでもその存在感を発揮し続けるので、重宝される存在なのかもしれませんね。
「大塚」の名前は声優の神がついている!?
出典:https://www.youtube.com/watch?v=1L_-zHvqMwg
大塚明夫を調査していて驚くべきことに気づきました。
「大塚」という名前は声優業界に大きな影響力のある人物が多い!ということです!
大塚明夫の実の父である大塚周夫。彼も現在も強い影響力のある現役の声優です。残念ながら大塚周夫は2015年に85歳にてこの世を去ってしまいましたが、80歳を越えても現役で活躍をしていました。
そんな大塚周夫も現在も人気のあるグルメアニメの草分け的存在「美味しんぼ」の「海原雄山」として出演しており、今もOVAなどで親しまれています。
存命中の大塚周夫は、やはり年齢の影響もあり、テンションの高い役は体力的に苦労する場面は多かったものの、METAL GEAR シリーズで息子の大塚明夫と共演を果たしています。その際大塚周夫は、台本には大塚明夫に対して「息子よ!」と呼びかけるシーンで「息子に、息子よと呼びかける父親はいない」と監督にセリフ変更を迫ったという逸話があります。大塚周夫の役者魂の一旦を垣間見れますね。
また、同じ「大塚」の苗字を持つ大御所声優として、大塚芳忠がいます。彼も現在60歳を超えておりますが、洋画の吹き替えを多くこなす現役の声優です。
スタートレックシリーズやフルハウス、そして日本でも大旋風を巻き起こしたロードオブザリングシリーズにも出演しており、その出演総数は数えたらキリがありません。
大塚芳忠は大塚明夫とは苗字と「洋画の吹き替えと言えばこの人!」という共通項があります。大塚明夫も渋いダンディボイスが冴えますが、大塚芳忠も独特な魅惑ボイスの持ち主で、多くのファンに愛されています。
大塚明夫、大塚芳忠、大塚周夫、声優界のダンディ三銃士です。
出典:Displaying media for hashtag #大塚周夫 , showing images & videos for …
「大塚」の名前を持つ者は声優として長く愛される運命なのでしょうかね。今回はそんなことをボンヤリと思ってしまうような調査でした。
この3人が1つの作品で共演できる可能性は非常に限られていますが、今は21世紀。今でも思いもよらないテクノロジーが発明されているんですから、これから亡くなってしまった大塚周夫と共演できるような技術が産まれるのかもしれませんね。
今や洋画の吹き替えには欠かせない存在になっている大塚明夫や大塚芳忠。
ロードショーが始まればその魅惑の低音ボイスに酔いしれることができるので、日曜日が楽しみです!