出典:https://yozik.blog.so-net.ne.jp/2009-Akumu

2006年に出版された木下半太原作の小説が原作となる『悪夢のエレベーター』。

この作品は、2007年にテレビドラマ化、2008年に舞台化、そして2009年に映画化と、知っている人ぞ知る衝撃作ではないでしょうか。

監督・脚本は元芸人で活躍した経歴を持つ堀部圭亮。

その経歴からか、堀部監督の作品には独特のユーモアが感じられます。

原作からインスパイアされた、堀部監督の解釈が織り込まれた作品となっています。

キャスト陣には、ドラマ・映画・舞台と幅広く活躍している内野聖陽と佐津川愛美に、おかまバーのママ役としてモト冬樹が参加しているのも面白いです。

徐々にスピードアップしていく展開に期待が高まる作品だと思います。

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あらすじ

マンションのエレベーターに乗っていた小川順は気を失ってしまう。

気が付くと、凶暴そうな安井、ゴスロリ少女、マンションの住人でジョギングに出かけようとしていた牧原の3人と一緒にエレベーターに閉じ込められていた。

小川は、妻・麻奈美の出産の立ち会いに向かう途中だった。

非常ボタンは壊れており、携帯電話も電池切れになっていて助けを呼ぶこともできない。

小川は「どうしてこのマンションにいたのか」と訊かれる。

安井は住民でないことがバレ、富永と偽名を使う。

少女は「マンションが一番高いから飛び降りるため」と告白。

超能力者で他人の体に触れると心が読める牧原は、少女の心に火に包まれた家が見えるという。

安井に触ると、刑務所帰りの空き巣狙いでマンションを訪れたことがバレる。

小川は5階の愛人の陽子の部屋にいたことが分かる。

このまま餓死したらどうするのかと少女がいうので、小川は妻と産まれてくる子供のため、ICレコーダーに遺言を録音することになる。

しかし、何かがおかしいと小川は思う・・・。

キャスト

安井三郎:内野聖陽

出典:http://blog.livedoor.jp/bobovieri32/archives/51888163.html

しがない探偵事務所を営む、現役の探偵。

自分が人生において、物語の主人公になれない脇役であることを物悲しく思いながらも、現実を精一杯生きている。

ある日、小川麻奈美から麻奈美の夫である小川順の浮気調査の依頼を受ける。

同時期にアルバイトで雇った愛敬カオルに後押しされるようにして、浮気調査へ本腰を入れて取り掛かる。

カオルが作ったシナリオでは「脱獄してきたヤクザ」役。

 

愛敬カオル:佐津川愛美

出典:https://weban.jp/contents/guide/interview/a_weekly/160530.html

三郎の探偵事務所にアルバイトとして面接にやってくる。

ミステリー小説マニアで、今回の浮気調査でのシナリオもカオルが考えた。

明るく積極的で、物応じしない振る舞いを見せるが、実は・・・。

自身が作ったシナリオでは「自殺願望のあるゴスロリ少女」役。

 

牧原静夫:モト冬樹

出典:https://www.stepon.co.jp/interview/vol_6/

おかまバーを営んでいるニューハーフで、通称「マッキー」。

三郎との付き合いは長いようで、三郎の事を慕っている様子。

幼少期から女性寄りな性格のせいでイジメを受けていた。

人手不足から浮気調査の手伝いとして駆り出されることとなる。

カオルが作ったシナリオでは「超能力を持っているマンションの住人」役。

 

小川順:斎藤工

出典:https://www.oricon.co.jp/special/50943/

麻奈美の夫であり、陽子とも関係を持っている。

麻奈美の依頼で、三郎らに浮気調査をされる張本人。

三郎らと共にエレベーターに閉じ込められてしまうが、妙な違和感に気付き始める。

 

須藤陽子:芦名星

出典:https://eiga.com/person/83232/

順と関係を持っている女。

順が既婚者であることを知っていたが、別れると聞いていたため関係を続けていた。

順からのプレゼントにひどく感激したり、甘えている様子から、順を心から愛していることがうかがえる。

 

小川麻奈美:本上まなみ

出典:http://bunshun.jp/articles/-/5650

順の妻で、三郎に順の浮気調査を依頼する。

順の子を身ごもっており、出産を控えている。

その見た目からは想像ができないが、随所の発言から冷酷さを持っていることが分かる。

 

スタッフ

出典:https://talent.thetv.jp/person/0000063530/

  • 監督:堀部圭亮
  • 原作:木下半太
  • 脚本:鈴木謙一、堀部圭亮
  • 製作:佐藤直樹、宇田川寧

 

感想

出典:http://jfdb.jp/title/1884

タイトルを見ただけでは「密室殺人か何か?」と思いましたが、見進めて行くと徐々にその世界観に引き込まれるような作品でした。

背景をなぞっていきながらストーリーが進んでいくのですが、謎解きをしているようでワクワクしながら見れました。

それぞれの思惑が絡まり合って招かれる、長い長い一日のドキドキ感が、観ている人にも伝わるのではないでしょうか。

原作者の木下半太のブログでは、この話の続編がアップされているようです。

出典:https://ameblo.jp/hanta-kinoshita/

私がこの映画で印象的だった役者は佐津川愛美と芦名星です。

佐津川愛美は、通常のカオルとゴスロリ少女のカオルとのギャップがとにかく不気味でした。

プロフィールを拝見すると経験が豊富な方のようで、私は彼女を見ていて、新しいものを見つけた感じがしました。

芦名星は、こういう「かわいそうな女」役をやらせるとハマるな〜と(笑)

役者さんも十人十色、千差満別ですね。

人気若手俳優の斎藤工も好印象でした。

ミステリーファンには少々甘い設定のような気もしますが、ジャンルに捉われず目にしていただければと思います。

堀部圭亮がお好きな方にも、原作ファンにも、是非ご覧になっていただきたい作品です!

最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m
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