出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/Shall+we+ダンス?/152763/
1996年に公開以来ずっと名作として語り継がれてきたコメディ映画。監督・周防正行、主演は役所広司、草刈民代。他にも竹中直人や渡辺えりなど、個性派ベテラン俳優陣のコミカルな演技は最高の1作。若かりし頃の役所広司は、ちょっとキアヌ・リーブスに似てるかも?ハリウッド映画でもリメイクされた、懐かしの有名作品をご紹介します。
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あらすじ
ボタン会社の経理課長を務める杉山正平は愛妻家であり、根っからの真面目人間。28歳で結婚し、30歳で1人娘を持つ。40歳を過ぎた頃に念願のマイホームを購入し、順風満帆の生活を送っていた。幸せな人生だと思っていた彼は、目標だったマイホームを手に入れた瞬間に自分の中で何かが変わったことに気づく。そして日々、どこか上の空の毎日を過ごしていた。
そんなある日、杉山は帰りの通勤の電車の中からあるダンス教室の窓をふと見上げた。「岸川ダンス教室」と書かれた窓から、寂しそうな面影で外を眺める美女を見つけたのだ。その姿に杉山は一瞬にして心を奪われた。それから彼は毎日のように帰りの電車からダンス教室を見上げ、彼女の姿を探した。そしてある日、決意を固めた杉山は電車を降りてダンス教室へと足を運んだのである。
あの美女は「岸川ダンス教室」の講師を務めるプロの社交ダンサー・岸川舞であった。彼女は「岸川ダンス教室」の創設者の娘であり、イギリスで競技に出場するなどの実力者であった。しかし、ある大会で転倒事故を起こし、それを機にカップルを解消され日本に戻ってきていたのである。舞は、解消されたカップルの相手を見返したくて、早く新しい相手を見つけて競技に戻りたい一心であった。だが、彼女の父親は舞の足りない部分を指摘し、ダンス教室の講師を続けさせ競技に戻ることは許さなかった。
舞に会えて浮かれている杉山はそんな事情を持つ舞の素っ気なさにも気づくことはなく、ベテランのたま子先生に勧められて初心者グループのレッスンを受けることにした。そして、家族や会社の人たちに内緒で社交ダンスを始めることになったのです。
ある日レッスンの後、意を決して杉山は舞を出待ちし、食事に誘う。しかし、杉山は舞にバッサリと断られ、さらに教室に来ていることが舞への下心があることを本人に見破られ、ショックを受ける。次からのレッスンに参加することが恥ずかしくなった杉山は、社交ダンスを辞めようとするが、見返してやりたいという気持ちが芽生え、ダンスに熱中するようになります。
同じ教室に通う非常にプライドが高く気が強いマダムの高橋豊子は、今度の大会で上級を目指しておりカップルの相手を探していた。豊子はレッスン中に過労で倒れ、ダンスに一生懸命打ち込む彼女の姿を見たたま子先生は、杉山に豊子とカップルを組んで大会に出場することを勧める。そして、舞の後押しもあり、杉山は大会に挑戦することになりました。
一方、毎日早く直帰していたはずの旦那が、突然毎晩帰りが遅くなり、以前より楽しそうにしているのを不審に思った杉山の妻は、杉山が浮気をしているのではないかと探偵に調査を依頼します。
そんなことも知らず、杉山は大会に向けて益々社交ダンスにのめり込んでいきます。その姿を見届ける舞の気持ちも変化し、たま子先生とともに杉山達の練習の手助けをすることに。
そして、ダンス大会の結果は・・・・?
社交ダンスを通して杉山と舞の変化はどうなったのでしょうか・・・。
キャスト
杉山正平:役所広司
今作「Shall we ダンス?」が大ヒットした後、1997年公開の「失楽園」に出演しまたもや大ヒット。ハリウッドでも大活躍と今や大御所ベテラン俳優さんです。今作では、真面目なサラリーマンが社交ダンスに没頭する姿がとても微笑ましく、また、若い頃の役所さんがハンサムです。
岸川舞:草刈民代
1973年に小林紀子バレエアカデミーに入門し、1981年に牧阿佐美バレエ団に参加。今作「Shall we ダンス?」にて映画初出演・初主演を果たし、女優デビュー。元バレリーナということもあって、とっても美しいダンス姿でうっとりしてしまう程です。
青木富夫:竹中直人
超個性派俳優といえば、まさにこの人です!!映画俳優・監督・タレント業だけでなく、歌手や美術大学の客員教授も務める、実はものすごく多彩な方です。役も強面の役からオタクちっくな役柄まで、なんでもこなしてしまう。今作でもこの人のダンスは必見です。
高橋豊子:渡辺えり
芸能界の女帝とも呼ばれている、ベテラン実力派女優さんです。現在では貫禄のある姿を見せていますが、今作に出演していた当時の若さは、今の面影がありつつ、結構美しくセクシーに仕上がっております。この方のダンス・ハプニングも必見です。
三輪徹:柄本明
現在では二人息子も芸能界で活躍中の榎本明さん。今作では、杉山の妻・昌子が調査を依頼する探偵役として出演しています。一見嫌な感じの役どころに感じますが、杉山の頑張る姿にいつしか陰ながら応援するいい人になっている、そんな役を演じています。
監督:周防正行
今作の監督・脚本を務めるこの方は、主演を務める草刈民代さんの旦那さんでもあります。草刈さんを心から溺愛しており、妻である草刈さん本人も「病気レベル」と異常ぶるほど有名です。そんな周防正行さんのプロフィールは以下となります。
立教大学在学中に、高橋伴明監督の助監督を務めるようになり、以降、若松孝二監督作や井筒和幸監督作にも助監督として携わる。89年、「ファンシイダンス」で商業映画初メガホンをとり、続く「シコふんじゃった。」(92)で日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ最優秀監督賞、最優秀脚本賞を受賞。大ヒット作「Shall We ダンス?」(96)は、同賞で作品賞・監督賞・脚本賞など13部門を総なめにし、ハリウッドでもリチャード・ギア主演でリメイクされた。その後11年ぶりに発表した「それでもボクはやってない」(06)では、娯楽映画から一転して裁判というシリアスな題材を扱ったことでも話題を呼んだ。その後も、同名バレエを映画化した「ダンシング・チャップリン」(11)や、終末医療を題材にしたヒューマンドラマ「終の信託」(12)でメガホンをとり、妻・草刈民代の最後のクラシックバレエ公演をカメラに収めた「草刈民代 最後の“ジゼル”」(12)でも監督を務めた。14年には久々のエンタテインメント作「舞妓はレディ」を発表する。
感想
「きっかけは”下心”だっていいじゃない。」
この映画を観てそう思いました。
日々毎日、朝早くから夜遅くまで家族のために働いているサラリーマンのお父さんがなにか夢や目標を抱いたっていいじゃないって思える映画でした。
きっと、この映画が公開されてる当時はまだ社交ダンスが日本に浸透されてなくて、この映画をきっかけに印象が変わったというのもあったのかなと思いました。映画の中では、ステップの踏み方や社交ダンスの基本的なルールなんかも説明していて、初心者もわかりやすく一緒に楽しめる感覚でした。
そして何よりも、”下心”から始めたことがいつしか夢中になることになっている主人公の姿が、とても頼もしく元気付けてくれる、そんな温かい作品です。
是非、ご覧になってみてください。
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