出展:[映画の話]
2004年に公開された本作品は、『タイタニック』のケイト・ウィンスレットと、『マスク』のジム・キャリーで送るラブストーリーです。
「記憶除去手術」という、この物語の中に存在する特殊な手術を受けた男女の、「記憶」と「恋愛」をテーマにしている作品です。
皆様は悲しいことや嫌なことがあったとき、「いっそのこと、記憶を消してしまいたい」と思ったことはありますか?
思ったことがある方には、興味深い内容になっていると思いますよ!
この、「記憶除去手術」というアイディアを考えたのは、監督の友人でフランス人アーティストのピエール・ビスマスが生み出したものだそうです。
ちなみに『エターナル・サンシャイン』の原題は、アレキサンダー・ポープの詩の一節だそうですよ。
ロマンティックな恋愛と美しい映像、ミシェル・コンドリー監督の独特な世界観も魅力の一つです。
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あらすじ
もうすぐヴァレンタインが訪れる、とある日のこと。
ジョエルは、恋人であるクレメンタインと些細なことから喧嘩をしてしまう。
しばらくしてから、ジョエルはクレメンタインと仲直りをしようと思い、プレゼントを買って彼女の働く本屋を訪れる。
しかし、クレメンタインはまるで彼を知らないかのように振る舞う。
更には、目の前でほかの男といちゃつく始末であった。
ジョエルはクレメンタインの態度にひどいショックを受けるが、やがて、クレメンタインがジョエルの記憶を消す手術を受けたことを知る。
『記憶除去手術』という施術を専門に行っているクリニックが存在することが分かり、ジョエルはそのクリニックへ訪れる。
クレメンタインの記憶を消し去る手術を受けることを決意する。
ジョエルは、手術を受けながらクレメンタインとの思い出の中を彷徨う。
幸せな思い出の記憶の中で、ジョエルは無意識に手術に抵抗し始めるのだが・・・
キャスト
ジョエル・バリッシュ:ジム・キャリー
出展:https://www.cinematoday.jp/news/N0010705
平凡で奥手な、いわゆる“普通”の男。
列車の中でクレメインと出会い、彼女との交際がスタートした。
ところがある日、些細な喧嘩を機にクレメンタインがジョエルの記憶を消してしまう。
クレメンタインが記憶除去手術を受けたことを機に、ジョエルも同じ施術を受けることを決意する。
演じるのは『エース・ベンチュラ』『マスク』などのジム・キャリー。
コメディアン俳優であるジム・キャリーだが、本作品ではシリアスに演じ切っており、多数の賞賛が寄せられた。
ジョエル役はジム・キャリーが自ら希望したとのことだが、監督は当初、採用に懸念していたそうだ。
しかし、撮影の合間に見せたジム・キャリーの寂し気な表情に、監督は採用を決めたと話している。
撮影エピソードとしては、劇中57分頃の映像で、記憶の中でジョエルがハワード博士と出逢うシーンがあるが、このシーンはカット無しで撮影されており、裏ではジム・キャリーが早着替えをして撮影に挑んでいたそう。
クレメンタイン・クルシェンスキー:ケイト・ウィンスレット
出展:[Yahoo!映画]
頻繁に髪色を奇抜な色に変えたり、直感的に行動するなど、少し風変りで個性的なサブカル女。
列車の中でジョエルと出会い、興味津々な様子で話しかけ、交際をスタートさせた。
感情的な性格で、ジョエルとの些細な喧嘩をし、腹を立てて記憶除去手術を受けてしまう。
演じるのは『タイタニック』『愛を読む人』『ネバー・ランド』などでお馴染みの、ケイト・ウィンスレット。
彼女はコスチュームを纏う役柄が多いが、今回は一般人役。
ケイト・ウィンスレットは大人しい清楚な役柄が多く、クレメンタインのような派手な女性を務まるのかという疑問が当初あったようだが、見事な演技力で演じ切っている。
ちなみに、ケイト・ウィンスレットの髪色は、ウィッグをつけて撮影に臨んでいたという。
本作品ではアカデミー助演女優賞にノミネートされている。
パトリック:イライジャ・ウッド
出展:[まとめNEVER]
ジョエルの記憶除去手術を手伝いに来る青年。
実はクレメンタインの記憶除去手術にも携わっており、施術を受けるクレメンタインを見て恋に落ちてしまう。
『ロード・オブ・ザ・リング』で人気を博したイライジャ・ウッドが演じる。
メアリー:キルスティン・ダンスト
出展:[映画ごはん]
記憶除去手術を行う病院の受付で働いている。
スタンと共にジョエルの記憶除去手術に立ち会う。
明るくチャーミングな笑顔が魅力的な彼女だが、実は過去にとある秘密があることが発覚する。
演じているのは、『スパイダーマン』『マリーアントワネット』などのキルスティン・ダンストがセクシー且つキュートに演じている。
スタン:マーク・ラファロ
出展:[しげっちの映画紹介ブログ]
ハワード博士の助手で、ジョエルの記憶除去手術を行う。
しかし、ジョエルの施術中にメアリーと共に盛り上がってしまい、ジョエルの意識を見失ってしまう。
演じているのは、その演技力が高く評価されている『アベンジャーズ』シリーズでお馴染みのマーク・ラファロ。
ハワード・ミュージワック博士:トム・ウィルキンソン
出展:[映画とブログとITと]
記憶除去手術を発明した博士。
メアリーを避けている様子が伺える。
博士役には、2004年にイギリス王室より大英帝国勲章が与えられたトム・ウィルキンソン。
スタッフ
出展:[Ciatr]
監督:ミシェル・コンドリー
脚本:チャーリー・カウフマン
感想
出展:[Ciatr]
恋愛を経験したことのある人ならば、必ず共感できるようなキャラクターたちの気持ちが、胸を打つような作品でした。
いわゆる「どこにでもいそう」な男のジョエルと、個性的で感情に素直なクレメンタインという、まったく対照的な2人ですが、お互いがお互いに惹かれるのも分かる気がします。
ケイト・ウィンスレットはコスチュームを纏う役柄のイメージが強い女優ですが、奇抜な髪色のケイト・ウィンスレットもカッコイイので、それを見るだけでも価値があると思います!
本作品では、「男」と「女」という理解することができない心がテーマになっているかと思いますが、私はラストシーンにとても感動しました。
どんなことがあっても、それでも一緒にいたいと思えるような相手がいるということは、とても素晴らしいことなのだと思い知らされます。
出展:[Yahoo!ブログ]
撮影時、監督はジム・キャリーとケイト・ウィンスレットそれぞれに異なる演出をしていたそうです。
ケイトに対しては「好きなようにやってくれ、これはコメディだ」と。
一方で、ジム・キャリーに対しては、「これはドラマだ。コメディではない」と言っていたそうです。
作品を観終わったあとにこの撮影エピソードを知って、私はものすごく合点が行きました!
そして、ミシェル・コンドリー監督の映像美も、本作品の見どころの一つだと思いました。
ミシェル・コンドリー監督は、歌手Bjorkなどのプロモーションビデオを手掛けていることでも有名な人物なのですが、本作品でもその才能を発揮しています。
ビーチハウスに波が押し寄せてくるシーンがあるのですが、これはCGではなく、実際に波打ち際にハウスを建てて、水が入ってくるようにしていたのだそうです。
最初は「とても綺麗なCGだなぁ」なんて思っていましたが、実際の映像だったとは・・・。
その他のシーンでも、思わずため息が出てしまうような美しい映像ばかりです。
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