出典:https://www.asmik-ace.co.jp/lineup/1302
人気女流作家の三浦しをんによる原作の『舟を編む』は、2012年に本屋大賞第一位を獲得したベストセラー作品です。
2013年に『あぜ道のダンディ』『川の底からこんにちは』『ハラがコレなんで』の石井裕也監督、かの有名な松田優作を父に持つ、『御法度』『探偵はBARにいる』の松田龍平主演で待望の映画化がされました。
更に、2016年3月にはアニメ化が発表さており、ロングランで大変人気のある作品です。
映画版『舟を編む』は実力派俳優たちの演技力が光る作品とも言え、日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか最多6部門の受賞の他に、監督の石井裕也・主演の松田龍平をはじめとするスタッフ・キャストも多くの個人賞を得ています。
これだけでも見る価値のある作品と言えますが、なんといってもストーリーやキャラクターが魅力的で、一度はお目にかかって頂きたい作品です。
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舟を編む:あらすじ
出版社・玄武書房では中型国語辞典『大渡海』の刊行計画を進めていた。
辞書編集部のベテラン編集者・荒木は、定年を間近に控えて後継者探しを始めるが、なかなか相応しい人物を見つけられない。
そんな中で、営業部員の馬締光也(まじめみつや)と出会う。
地味な風貌にモッサリとした髪型。
名前の通り「真面目」という言葉がぴったり合ってしまうこの男は、営業部員なのにも関わらず人と接することが苦手なので、取引先にもまるで相手にされていない。
社員からも「あの人、辞書っぽくない?」とまで言われてしまうほどの馬締に、荒木は何かを感じ、こう尋ねる。
「右という言葉を説明できるか。」
社内で「金食い虫」と呼ばれる辞書編集部であったが、馬締は言葉への強い執着心と持ち前の粘り強さを生かして、辞書編集者として才能を発揮してゆく。
変人編集部員・馬締光也をはじめ、個性豊かな編集者たちが辞書の世界に没頭していく姿を描いた作品。
キャスト
馬締 光也:松田龍平
出典:https://calend-okinawa.com/culture2/buff/hunewo-amu.html
玄武書房辞書編集部員。
第一営業部に配属されるが、対人コミュニケーション能力の低さから厄介者扱いを受けていた。
しかし、言語学専攻のキャリアと言語感覚の鋭敏さを荒木に認められ、辞書編集部にヘッドハンティングされる。
「早雲荘」という下宿に学生時代から住み続けており、下宿をまるまる自らの蔵書で埋め尽くしている。
林 香具矢:宮﨑あおい
出典:https://entertainment-topics.jp/71638
馬締が暮らす下宿「早雲荘」の大家の孫娘で、板前見習い。
板前の修行のためにかつて交際相手と別れた経験を持つ。
馬締のよき理解者である。
西岡 正志:オダギリジョー
出典:https://www.oricon.co.jp/prof/51580/photo/p0020130219087968600136127395706/
玄武書房辞書編集部員。
当初は言葉や辞書に対する関心は低かったが、馬締の影響を受け次第に辞書作りに愛着を持ち始める。
しかしその矢先、宣伝広告部に異動となる。
軽薄でチャラい現代風の若者であるが、社交的で対人折衝能力が非常に高く、馬締とは違った方向性で有能な人材である。
三好 麗美:池脇千鶴
出典:https://eiga.com/person/15883/
玄武書房の営業部に勤務する同僚で、西岡とは職場恋愛をしている。
束縛癖はあるものの献身的な性格。
岸辺 みどり:黒木華
出典:https://www.cinemacafe.net/article/2013/04/12/16518.html
作中13年後に登場する玄武書房辞書編集部員。
女性ファッション誌から配属されてきた。
当初は馬締の独特のキャラクターに圧倒されるも、のちに辞書作りに情熱を持ち始めるようになる。
松本 朋佑:加藤剛
出典:https://plaza.rakuten.co.jp/point45/diary/201311230000/
『大渡海』監修である老国語学者。
荒木と共に様々な辞書の編集に携わり、荒木の能力を高く評価している。
定年前に大学の教授職を辞し、辞書編集に人生を捧げてきた情熱家。
新語、俗語、流行語や誤用も収録しようと務めるなど、かなり先進的で気質が若い。
制作スタッフ
出典:https://www.scenario.co.jp/online/3486/
監督:石井裕也
脚本:渡辺謙作
プロデューサー:土井智生、五箇公貴、池田史嗣、岩浪泰幸
感想
出典:https://www.cinra.net/news/20170420-ishiiyuya
当たり前に存在している「言葉」を通じて、人と人とが繋がりを持っているということが、とても静かにゆっくりと進んで行くストーリー。
「普段の生活ってこんなものだよなぁ」というような、現実離れしていない設定と登場人物たちに親近感が持てるので、すんなりと映画へ感情移入できました。
馬締の挙動不審ぶりには思わずクスッとなってしまうほどで、その不器用すぎる恋もまた、微笑ましいのです。
告白シーンがとても素敵で、個人的には一番お気に入りのシーンなのでオススメです!
出典:http://www.tv-tokyo.co.jp/txcms/media/basic/L/d3/1c/b013ab79b6e83db0f6c32ddafeb4.jpg
馬締の先輩である西岡は、チャラチャラしている今時風な男なのですが、馬締に引き込まれるようにどんどん辞書作りに熱くなっていきます。
辞書作りを通して心を通わせ、対照的すぎる2人が少しずつ距離を縮めていくのですが、西岡が辞書作りに対して情熱を持ち始めた矢先に・・・
西岡の男らしさに胸をキュッと締め付けられました。
この映画ではとにかくオダギリジョーが良かったと思っているのですが、彼が演じる役柄の中では珍しく(個人的にはそう感じます)普通の役で、「オダギリジョーって良いじゃん♪」と思えました。
最後までお付合いいただきありがとうございました。
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