2006年に公開されたアメリカ映画、『プラダを着た悪魔』。ローレン・ワイズバーガーのベストセラー小説「プラダを着た悪魔」を基に製作された作品で、第79回アカデミー賞に主演女優(メリル・ストリープ)、衣装デザイン賞でノミネートされるなど話題のコメディ・ドラマです。ですが、この映画の魅力はそれだけではありません!ファッション誌の編集部が舞台になっていることもあって、ファッションに興味のなかった主人公の変化にも注目していきたいと思います。
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あらすじ
舞台はニューヨーク。ジャーナリストを夢見てスタンフォード大学の法科大学院を断ったアンドレア・サックスは、出版社イライアス=クラークホックのファッション誌ランウェイの第二アシスタントの面接を受けます。そこは、ファッション界をリードする伝説的存在である編集長ミランダが仕切っている、1年も働けばどこででも通用すると言われているほどの何百万人もの憧れの仕事だったのです。ファッションに興味のなかったアンドレアは、不採用かと思いきや、なんと採用されてしまったのです。ここからアンドレアの辛い日々が始まります。
彼女の仕事はコーヒーの手配と雑用です。一度にいくつも雑用を頼まれますが、ミランダへの質問は許されず、ファッション業界が初めてのアンドレアには覚えることが難しいことばかりでエミリーやミランダに怒られてばかりいました。ファッション業界にずっといるつもりのないアンドレアは、恋人のネイトに愚痴をこぼす日々が続きます。そんなある日、ミランダの難題に応えることが出来なかったアンドレアはミランダに失望したと告げられます。
頑張っても自分の頑張りを認めてもらえないことをミランダの右腕であるナイジェルにこぼすと、「君は努力しているのではなく愚痴を並べているだけだ」と言われてしまいます。それからはファッションに対して努力するようになったアンドレア。彼女はおしゃれになり、愚痴をこぼすこともなくなりました。それどころか、ミランダに対して尊敬してさえいるように見えます。ですが、変わったのはそれだけではありませんでした。恋人との関係や親友との関係までもが変わっていってしまいます。
恋人や親友との仲はどうなってしまうのでしょうか。
また、アンドレアはこのままファッション業界で働き続けるのでしょうか。
それとも今まで努力して得た地位を捨ててジャーナリストになるのでしょうか。
キャスト
ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)
出典:prcm.jp/list/%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%AB%20%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%97
出版社イライアス=クラークホックの鬼編集長であり、ファッション業界をリードする伝説的存在。悪魔のように大変厳しく、アンドレアのことも認めるまではひどい扱いをしてきました。仕事面では順調にいっていますが、プライベートは順調にいっていないらしく、苦悩する様子も。
アンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)
ジャーナリストになりたいがために法科大学院への進学を辞退しています。ファッションには全く興味がなく、面接時はランウェイがファッション雑誌だという事も、ミランダのことも知りませんでした。ナイジェルのおかげでファッションに対して努力し始め、最初は嫌々やっていた仕事も途中からは楽しんでいるように見えます。このころから恋人との関係で悩むようになり・・・。
エミリー(エミリー・ブラント)
ミランダの第一アシスタント。ミランダに着いてパリに行くことが夢で、普段はそっけないがアンドレアがミスをすると文句を言いながらもなんだかんだと世話を焼いてくれるお姉さん的な一面もあります。
ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)
ミランダの右腕。ミランダから大変信頼されており、アンドレアが愚痴をこぼした時には大事なことを気づかせてくれるなど頼りになる存在です。彼の夢は独立して自分のブランドを持つことです。
ネイト(エイドリアン・グレニアー)
アンドレアの恋人。アンドレアとは同棲しており、彼女の夢を応援しています。そのため、ファッションに目覚めて急激に変わっていく彼女に、前の方が好きだったと伝えるなど彼なりにアンドレアのことを心配しています。
クリスチャン・トンプソン(サイモン・ベイカー)
出典:https://kyun2-girls.com/archives/1569
アンドレアが好きな雑誌に執筆しているエッセイスト。アンドレアに対して好意を持っており、彼女の首がかかっていた際には人脈を使って助けてくれたり、彼女の書いた小説を読んだ際にはニューヨーク社の編集者を紹介しようとするなど、何かとアンドレアを気にかけています。
アンドレアのファッション
入社当初のアンドレアの服装です。この頃は、ミランダやエミリーにダサいと馬鹿にされていました。周りの社員たちはブランド物に身を包んでいますので、ダサいと言われても仕方ないかもしれないですね。ですが、ファッションに興味のなかったアンドレアには服装にこだわる意味がよく分からないといった感じでした。
ファッションに興味を持ち始めてからのアンドレアの服装です。いきなりおしゃれになったアンドレアに、ミランダもエミリーもびっくりしていました。すごい変わりようですよね!いきなりおしゃれになるなんて、もともとセンスがあったんでしょうか。うらやましいです!
もちろんミランダやエミリーのファッションも素敵です。そして、一流ファッション誌の編集部なだけあってブランドものばかり扱っています。ブランド好きの方にはたまらないかもしれないですね!
感想
当初、アンドレアはファッションに興味がなく、恋人のネイトや親友たちと服装にこだわっている人たちを笑っていました。ですが、ナイジェルに愚痴ばかりこぼして努力していないことを指摘され、ファッションに興味を持ち始めたアンドレは、次第にミランダへの愚痴を言わなくなり、ミランダを尊敬してさえいるように見えます。
人ってここまで変わるのか、というくらい良くも悪くもアンドレアの態度は180度変わってしまいます。ジャーナリストになるという夢は変わっていないようにも見えますが、そのままファッションの道に進んでいくようにも思えてきます。この時のアンドレアはプライベートよりも仕事優先で、どこかミランダと重なるところがあります。順調な仕事に対して、上手くいかないプライベート。仕事とプライベートの両立の難しさがひしひしと伝わってきます。仕事で成功している人が必ずしも幸せとは限らないんですね。
そして、ミランダからの信頼を勝ち取ったアンドレアは究極の選択を迫られます。自分の未来を取るか、人の夢を優先させるか。そこでもまた苦悩するアンドレアですが、幸か不幸か不慮の出来事により必然的に自分の未来を取ることになります。不慮の出来事があってもなくてもアンドレアの決断は変わらなかったとは思いますが、アンドレアは少しほっとしていたとは思います。この後色々あり、ミランダと似ていると言われたアンドレアは我に返るのですが、自分の成功の陰には他人の涙があるのだと思い知らされます。
この作品には、成功とは何か、幸せとは何かなど深く考えさせられるものがあると思いますので、ぜひご覧になってみてください。
最後までお付合いいただきありがとうございました。
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