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映画「電車男」、「告白」、「悪人」、「モテキ」など数多くの大ヒット映画をプロデュースした映画プロデューサー兼作家の川村元気の処女作を映画化。原作者自らがオファーしたという永井聡を監督に迎え、主演には若手俳優として今や圧倒的な実力をみせている俳優・佐藤健、その元彼女役には女優・宮崎あおい、友人役には濱田岳など豪華キャストが勢ぞろい。また、愛猫のキャベツの存在は可愛さと感動をもたらします。「死」という恐怖を目前にした時の人の選択とは。恋人、友人、家族、そして、大切な存在とは。様々な想いを気付かさせてくれる感動のファンタジー映画です。

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あらすじ

 

30歳・郵便配達員の僕は愛猫・キャベツと二人暮しで平和な日々を過ごしていた。しかし、ある日の午後、あまりにも酷い頭痛に襲われ勤務中に僕は倒れてしまう。そして、病院へ行くと脳腫瘍で余命はあとわずかと宣告された。頭の中は今にも叫びだしそうな状態だったが、あまりのショックで僕は呆然とするしかなかった。

そのまま家へ帰ると、出迎えてくれたキャベツを抱きかかえ部屋へと入っていく。すると、「ああ、おかえり。」と僕とまったく同じ姿形をした男が座っていた。その男は、悪魔だった。悪魔は僕の余命はあと1日しかないと言った。そして、そんな僕にある取引を持ち出した。

出典:カーサブルータス
出典:カーサブルータス

「この世界から一つだけ何かを消す。その代わりに1日の命を得る。」

ただし、消すものは僕自身が大切なもので悪魔が何を消すかを決めるそうだ。そして、最初に悪魔が消そうとしたのは、”電話”だった。悪魔は電話を消す前に最後に誰かに電話をかけてもいいと言った。僕は別れてしまった彼女に電話を掛けた。彼女との出会いは、偶然彼女が間違い電話を掛けてきたことがきっかけだった。電話を消してしまえば、彼女と過ごした日々の思い出が全て消えてしまう。そして僕は、世界から電話を消した。。。。。

悪魔は次に”映画”を消そうと言った。僕は映画が好きで、それがきっかけで大学時代に出会ったツタヤというあだ名の親友がいた。ツタヤは今でもレンタル屋で働き、ずっと僕にオススメの映画を渡してくれていた。世界から映画を消してしまったら、映画が大好きなツタヤはどうなるのか。そして、僕とツタヤはもう映画の話はできなくなってしまうのか。。。。

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映画の次に悪魔が消そうと言ったのは、今度は”時計”だった。僕の実家は時計屋さんで、不器用な父は時計の修理屋さんだ。数年前に母を亡くしてから、父とはうまくいってなく、しばらく実家にも顔を出していない。そんな父は今、どうしているのだろうか。そして、時計で思い出す彼女と行った海外旅行。そこで起きた出来事で僕たちは別れてしまった。世界から時計を消したら、父もあの時の僕たちもどうなったのだろうか。。。。

出典:Livedoor Blog
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”電話”、”映画”、”時計”を世界から消した僕に、悪魔は「この世界から”猫”を消しましょう。」と言った。そして家に帰ると、部屋にはキャベツの姿がいなくなっていた。まさか、キャベツが消えてしまったのか!?と近所中を泣きながら探し回ったが見つからない。諦めかけて雨の中家へ帰ると、キャベツはそこにいて、家のポストには一通の手紙が届いていた。それは、亡くなった母が彼女に渡していた、母が「死ぬまでにやりたいこと」が書かれた手紙だった。母は猫アレルギーだったが、幼少期の僕は子猫を拾ってその子を”レタス”と名付けて飼うことを許してくれた。レタスは僕よりも母にとても懐いて、母の腕の中で息を引き取った。その後、母は病に倒れ寝込みがちになっていたところ、父がレタスそっくりの子猫を探してきて、”キャベツ”と名付けた。世界から猫を消してしまうということは、母と一緒に過ごした日々と母が大切にしていたキャベツを失うこととなる。僕は最後の選択を迫られることとなった。果たして僕は、本当に世界から猫を消してしまうのだろうか。。。。

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キャスト

僕&悪魔:佐藤健

 

出典:Marble[マーブル]
出典:Marble[マーブル]
2006年に テレビドラマ「プリンセス・ プリンセスD」で俳優デビュー。2007年には平成仮面ライダーシリーズに出演。2012年には初舞台「ロミオ&ジュリエット」に出演し、同年には映画実写版「るろうに剣心」で剣術を披露するなど、幅広い演技力を披露しています。今作では、主人公と悪魔の二役を演じており、違和感を感じさせない演技が見所です。

彼女:宮崎あおい

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4歳で子役デビューし、モデルや女優業など様々な役をこなし、数多くの受賞歴もある実力派女優の1人です。またこの可愛い顔立ちルックスは 、男性だけでなく女性からも多く支持され、一目置かれているカリスマ的存在でもあります。今作では彼女役として重要な役柄を演じています 。とにかく、 可愛すぎて目が離せません。

ツタヤ:濱田岳

出典:boukenka.info
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1998年ドラマ「ひとりぼっちの君に」で子役デビュー。2008年に映画「アヒルと鴨のコインロッカー」で高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞するなどの演技派若手俳優。現在では人気のauのCMで金ちゃんこと金太郎役もコミカルに演じています。今作では僕の親友役ツタヤとして出演し、友達を想う優しい役柄を演じています。

父さん:奥田瑛二

出典:Neverまとめ
出典:Neverまとめ

強面の顔から、ヤクザやパチンコ屋の社長等のアウトローな役柄から今作のような不器用ながらも家族を想い、妻を愛すまじめな役柄までこなす大御所俳優さんです。セリフは少なくとも、背中で物語る姿は感動ものです。

母さん:原田美枝子

出典:LAUGHY
出典:LAUGHY[ラフィ]
優しいお母さん役と言えば、やはりこの方ですね。黒澤明監督はじめ多くの巨匠からもオファーが来るほどの実力派女優さん。「北の国から」でもレギュラー出演していたとしてもよく知られています。今作でも、息子を心から愛する母親役としてとにかく感動を誘います。

感想

※多少ネタバレあります。

この映画は予告からとても感動的で、映画を観る前からも号泣するのではないかと思っていたのですが、実際は号泣というよりも心がぎゅうっと締め付けられるような、なんとも言えない感覚でした。映画が終わった後も、その余韻に浸るようにエンドロールが流れる感じがなかなか良かったです。

また、私自身も愛猫を病気で亡くしており、レタスが亡くなってしまうシーンや、キャベツがいなくなってしまうというシーンは共感してボロボロ涙が溢れました。

ただ一つ、原作と映画の違う点で気になったのは、”映画ではキャベツがしゃべらない!”。

そのことについて、原作者の川村元気さんは以下のように語っています。

 「映画と小説はメディアとして全く違うものだと思っています。だから最初に『ここだけは原作から変えた方がいい』ということを二つだけ言いました。一つは、悪魔はアロハシャツを着ない。もう一つは、猫はしゃべらない」

「映像にしたとき、アロハシャツを着た悪魔はあまりにスラップスティック(どたばた劇)過ぎるだろうと。それに映画では、佐藤健君が同じ格好で、『僕』という主人公と『悪魔』というキャラクターを演じていますが、観客は、見た目は同じでも別人だと感じられる。それは、俳優の芝居で気がついている。こういう俳優の芝居というのは映画のアドバンテージだから、生かして欲しいとお願いしました」

「猫がしゃべるのは、小説の世界だと読者の頭の中で猫の声が再生されるので、受け入れられる。でも映画で、実写の猫に後から人間の声を入れるアフレコをすると、人間が後ろでしゃべっているようにしか聞こえないなと。猫という存在はリアルであって欲しかった」

出典:朝日新聞

確かにキャベツの声のイメージが人によって違うというのはあっても、やっぱりこの物語でキャベツが話せるということは重要だったんじゃないかと思います。おそらく、ここについては原作小説や漫画を読んだ方にとっては違和感があったんじゃないかな、と思います。(私もその一人です。)

映像は、とにかく美しく函館、室蘭の雰囲気とかも温かくていい感じでした。じっくり見入ってしまう映画の一つです。

是非、大切な家族、恋人、友人、ペットとご覧になってみてください。

最後までお付合いいただきありがとうございました。

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